農業や畜産での廃棄物のリサイクル技術で畜産場と圃場農業を繋ぎ、一帯での環境適応循環型農業を基本に高品質・高生産農業実現に貢献します。
環境適応循環型農業を実現する為に欠かせない加圧亜臨界水処理技術です。
加圧亜臨界処理技術とは物質の高温・高圧力下における化学的変化を機械的にコントロールし、これを畜産排泄物に用いると、化学反応の力でごく短時間で高品質の肥料に変えることができます。
具体的には、高温・高圧力処理釜に畜産排泄物を投入し、約1~2時間の反応過程を終えて搬出します。因みに処理後、排泄物に臭気は無く、1週間程度大気に晒せば高品質熟成肥料の完成です。その後は圃場利用ができます。
脱穀籾殻をシリカ水溶液に再生して畜産と圃場に還元、シリカのもつ抗菌・防臭・ミネラル効果をそれぞれの現場で最大限に活用し環境整備と生産向上に繋げることができます。
牛・豚·鶏それぞれの飲用利用により、家畜の健康と品質向上(肉質・卵·牛乳等)が期待できます。舎内には間欠ミストシャワーを噴射することで、防臭・抗菌作用により舎内環境が大幅に改善され、家畜の病気予防と健康に繋がります。
圃場還元、特に稲作には、イネの生物学的特性としてシリカは必要不可欠とされています。
効果としては、病原菌耐性の向上・リン酸過剰と欠乏の改善など、イネの安定多収穫に欠くことが出来ない資材です。その他、野菜類の成長・高収穫にも効果が認められつつあります。苗段階での芽茎が太いことや、葉色のばらつきが小さいことなどが具体的な例として挙げられます。
その他、病虫害効果も期待されています。この様に畜産と圃場との関りをより深くテクノロジーで繋ぐ事で、環境適応循環型農業の実現を可能にします。近未来農業のために地域が三位一体となり行動を起こす事のみが、重要と考えます。