目的
医療施設・介護施設から外部へのゴミ排出を抑制し、且つ不要物の利活用による温暖化対策事業としてCO2排出削減を行う
効果
1 現在のごみ処理費用の約70%の削減効果
2 CO2の削減効果
3 施設から排出されるゴミ類の異臭除去及び完全滅菌処理効果
方法
医療施設・介護施設内にゴミ処理施設を設置(処理施設は全自動化運転、常時運転立ち合い不要)
● 亜臨界水処理によるゴミ類の分解・脱水施設
● ごみ燃料化製品によるバイオマスボイラー施設
● 製造蒸気による蒸気発電施設
※補助金(国・地方自治体からの補助金)の活用が見込まれます
亜臨界水は、圧力を制御することで密度や溶解度等のマクロな物性から、流体分子の溶媒和構造等のミクロな物性・構造まで連続的かつ大幅に制御することができる。
亜臨界水①
気体分子と同程度の大きな運動エネルギーを持ち、液体の1/10程度の密度を持つ非常にアクティブな流体。
(密度は液体水(室温)の0.03~0.4倍程度で100℃/O.lMPaの水蒸気に比較して数十~数百倍大きい。粘性率は気体並みに低く液体の1/10程度の密度を持つ非常にアクティブな流体)
亜臨界水②
大きな加水分解力を持つ高温高圧な液体水である。
(出典 静岡大学大学院創造科学技術研究部 佐古猛教授)
水を完全に密閉した状態で圧力を高めていき「3 0 N、2 5 0℃」の亜臨界まで達する高温高圧の水蒸気により、高粘性の有機物の粘度が下がり加水分解される
※さらに亜臨界水分解で悪臭発生を防止する。
①原料(プラを含む有機廃棄物)の分解処理による均質化
②脱水処理
油活用による投榔脱水方法
この2点を事前処理する事で、小規模・低コストで、廃棄物から蒸気発生・発電が可能になる。
ボイラ蒸気発生量は、ごみ発熱量や供給量の変動等により変化し、この変動が大きいと効率が大きく低下する、なによりも生ごみや下水汚泥は含水率が高い。
原料そのままに焼却・発電するには大規模な施設が必要になり建設と運営に高いコストを要すが、亜臨界加水分解技術は、この問題を解決する。